「これでおろした大根は水が出にくくシャキシャキになります」
松田美智子のうばざくら鬼おろし抽選60個
調理道具の目利きとしても知られる松田美智子さんが大根おろし器に感じていた不満は、「おろしたあと、大根と水が分離してジュースのようになること」でした。
「これでおろした大根は水が出にくくシャキシャキになります」
水分を含んだ、食感のいい大根おろしがつくりたくて開発したんです。
うば桜の土台に、鋭く削った竹製の刃を職人さんが一本ずつ木槌で打ち込んでつくっています。一本ずつ刃の向きを変えて打ち込むことで、大根の引っかかりがよくなり、軽い力でもザクザクおろせます。水分をしっかり含んだ5ミリ大の大根おろしは、白雪鍋によく合いますよ。
大根だけでなくリンゴやハードチーズをおろすのも得意です。
まつだ・みちこ●料理研究家。近著に『65歳からの食事革命』(文化出版局)。