通販生活の一話だけ観て2024夏ドラマ採点

イラスト/辛酸なめ子

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最終週は、1本とちょっとさびしいですが、大ヒット韓国ドラマのリメイク版と期待大! 松下奈緒、木村文乃、小雪など錚々たる女優陣が火花を散らします!

採点表

相田 影山 田幸
スカイキャッスル (テレ朝) 2.5 1.5 2
  • 3 絶対見るべき
  • 2 時間があれば
  • 1 んー……

ひとこと批評

韓国のヒットドラマをリメイク! 日本版セレブ妻のバトル

スカイキャッスル

テレビ朝日 21時
出演

松下奈緒、木村 文乃、比嘉 愛未

  • 相田

    2.5 ダークホース! 美女たちの壮絶。見世物小屋感覚にあふれた欲望や退廃全部のせ大盛海鮮丼。
  • 影山

    1.5 名作「名前をなくした女神」を想起も若干古臭さがぬぐえず。韓ドラリメイク吉と出るか?
  • 田幸

    2 韓国版の本家にかなり寄せ、俳優陣が熱演。麗しく上品に他者を見下す松下奈緒が良い。

2024夏ドラマ
「1話だけ観て」総評

  • 相田冬二
    相田冬二

    今夏トップは「西園寺さんは家事をしない」。

    トップを張るのは「西園寺さんは家事をしない」だが、謎の実験作「マウンテンドクター」や潔いほどに見境がない「スカイキャッスル」など野心的かつ印象的な夏ドラたち。

  • 影山貴彦
    影山貴彦

    推しは2作品だが意外と収穫が多かった夏ドラマ。

    意外や(失礼!)収穫多き夏ドラマ。「新宿野戦病院」と「錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜」の2本を特に推す。

  • 田幸和歌子
    田幸和歌子

    「かぞかぞ」は河合優実のブレイクを含めて別格。

    河合優実のお茶の間ブレイク前夜で、障がいある俳優初起用など、種々のルーツが詰まった「かぞかぞ(家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった)」は別格。

採点担当

相田冬二

影山貴彦

田幸和歌子

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  • 相田冬二

    あいだ・とうじ●雑誌、ネット、劇場用パンフレットなどで執筆中。著書に「作家主義 レオス・カラックス アートシアター時代1988×2022」(A PEOPLE)「さよならくちびる」(徳間文庫)など。
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  • 影山貴彦

    かげやま・たかひこ●同志社女子大学メディア創造学科教授/コラムニスト。元毎日放送(MBS)プロデューサー。専門は放送を中心としたメディア研究。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」など。
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  • 田幸和歌子

    たこう・わかこ●出版社、広告制作会社勤務を経てフリーランスのライターに。著書に『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)や、共著に『脚本家・野木亜紀子の時代』(blueprint)など。
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