時代の老いるショック
『ネット上で生年月日を記入する時、スクロール式だとたまらん! 生年がいくらスクロールすれどもでてこない』
『若い頃から歩くのは遅いので、年をとっても変わらないだろうと思っていたが、幼稚園に向かう親子連れに抜かされたのはショックだった』
『老いてからの1年の凄い落差に驚きます。去年歩けた10000歩が今1000歩』
『知人(男性・20代半ば)から彼女がキャビンアテンダントをしていると聞き、「スチュワーデスさんなんだ」と言ったら、分からなかったみたい』
『40代のときに買ったネックレスの留め金が小さくてなかなかとめられず、バス(1時間に1本)に乗れなかった』
『階段の踊り場に何の意味があるのかと思っていたが、近ごろは上りきれずに一息つけるありがたい場所だとわかった』
『洋服ダンスの中で、喪服が幅を利かせるようになってきた』
『スーパーに行くだけの生活になってしまった。ついつい毎日同じ服になってしまう。まるで制服……』
『財布が小銭で満杯です。お札で支払ってお釣りをもらいます。小銭を出すのが面倒なので』
『近頃何事もはかどらない。朝御飯作って食べて歯磨きして、少しテレビを見てるとお昼。作って食べて歯磨きして少しテレビ見て、また夕飯作って食べて歯磨き。少しテレビ見て1日が終わる』
『旅行の支度で舞い上がっていたら、化粧品より薬の数量が多かった。高揚感が急低下した』
『昔は主人と大型電器店に行くと見るものすべてにワクワクしていたけど、最近は使途不明の商品ばかり。唯一分かるテレビ売り場で映し出される映像をボーっと見てしまう』
『昔から、年寄りじみた物言いだったので周囲から「若年寄」と言われていたが、気づいたら「若」が取れ、今はただの年寄りになっていた』
『ガソリンスタンドの料金表がどうも血圧値に見えてしまう』
『自分の誕生日、人生も折り返しだなと思い歳を2倍したら平均寿命を越えていることにショックを受けた』
『81歳の父はすぐ『今は昭和でいうと何年だ?』と聞いてくる。もしかすると平成のことは忘れているのかもしれない』
『サイズ的にはOKでも、膝が出るスカートを履くと痛々しくなってきた』
『女子高生が車内で話しているのが聞こえてくるが、流行語や省略語ばかりでさっぱり分からず外国に行ったみたい。いや、宇宙かも……』
『スキー板やブーツ、もう絶対に使うことはないけど捨てられない』
『“コアラのマーチ”の絵柄が老眼でよく見えない。もはや年齢に見合わないおやつなのかも……』
『なんの違和感もなく、ロシアをソ連と言っていた』
『再放送のドラマを見ていると、『この役者さんはまだ生きてるか』と気になってスマホがもっぱら生存確認ツールになっている』
『定期的に届く無料ファッションカタログ、センスが良くなったなァ前は欲しいものがなかったのにと楽しく見るうちに気付いた。いつの間にかミドルシニア向けに切り替わってる!』
『胸元にレースのついたおしゃれタンクトップ、肌着が過って見えていると思われるのではと不安で着られない。昔は気に入っていたのに……』
『大学生になったら急にプリクラを撮ることが恥ずかしくなりました。小中高とあんなに撮り続けていたのに、『ババァがプリクラ撮っていいのだろうか』と引け目を感じてしまい、全力で盛りにいけないのです。精神の老いを感じます』
『モノマネ番組の3分の1くらいは、出演者が誰を真似しているのか分からないので楽しくない(若い歌手らしい)。スタジオのタレントたちは大爆笑しているのだが』
『町内に美容室は一軒。隣近所のおばちゃん達の髪型はみな同じになった』
『ニュースでよく耳にする“ ダイバーシティ”、お台場の街ことだと思っていた。妻に聞いたら「海底都市じゃないの?」と言っていた』
『スターバックスでの注文はいつも緊張する。事前に頭の中で注文を復唱し、さりげなさを装う自分にションボリ』
『プロ野球の監督に年下しかいないことに気付いた時、自分も歳をとったなと感じたが、今や国会議員にも年上が数人しかいない』
『不動産のセールス電話、「分譲・投資マンション」から「看護師常駐物件」に変わってきた。年齢付きの個人情報が流出しているらしい』
『「3密、壇蜜、せんみつ」とダジャレを言いたいのを日々グッとこらえている。「せんみつ」とはもちろん、せんだみつおさんです』
『ラジオでいつも懐メロが流れている時間帯、久々に聞いたら意外にワクワクする曲が続く。番組が変わったんだねえとダンナと話していて気付いた。私が好きな曲がもう懐メロと呼ばれていることに』
『初めてのスーパーで自動精算機と格闘する私。「ここのはちょっと面倒よね!」とかなり年上の方に慰められた』
『レストランやトイレで動きの遅いご年配を見てイライラしていたが、家の洗面所でふと振り返ると、嫁がイライラしていた。わたしも年配か!』
『電車で女学生に初めて席を譲られた。子どもではなく女学生だったのがショック。とっさに適当な言葉がでず固辞してしまった』
『歌手の横文字名についていけない。男?女?グループ?個人?これは曲名?』
『恥ずかしい、パスタって言うのは』
『テレビで見るカッコイイ男性はすべて、 “弟だったらいいのに”と思うようになりました。昔は“彼氏だったらなー”と思っていたのに』
『親戚の元コギャルが老眼になっていた。眼鏡をずらして目を見開きながら文字を見ている』
『ゴミ出しのルールを守らないマンションの住人がいる。「最近引っ越してきた30代の男の人らしいよ」と聞いて、「ったく、最近の若いやつは」と言った自分にショック。このセリフ、しかも30代に向けて……』
『カラオケに行って、誰かが「はい、今から一時間は昭和の歌限定コーナー!」なんて言ってくれるとホッとする』
『昨年、野球の話をしていて、「大洋の筒香(つつごう)選手ってメジャー挑戦したんだよね」と言って周囲をポカンとさせてしまった。大洋ホエールズ、もう誰も知らないですね』
『「ちり紙」が通じない。だから「ちり紙交換」も通じない。20代の子に「ちり紙となにを交換するのですか?」と質問された』