
アジアの養生食レシピ3選(インド北部・香港・ベトナム篇)
おいしく栄養豊富なアジアの養生食。各国・郷土料理研究家・青木ゆり子さんのオリジナルレシピのなかから「キチュリ」「皮蛋瘦肉粥」「フォー」の3つをご紹介します。

レシピをつくった人
青木ゆり子さん
各国・郷土料理研究家。世界の料理総合情報サイト「e-food.jp」主宰。『世界の郷土料理事典』(誠文堂新光社)など著書多数。
香港
皮蛋瘦肉粥

ピータンと豚肉のたんぱく質、鉄分、ビタミンが摂れる。
香港の人たちの一日の活力源。お粥専門店で食べる定番朝食です。
具材の豚赤身肉は脂身の少ないたんぱく源であり、ビタミンやミネラルも豊富です。
鉄分やビタミンが豊富で抗酸化作用が高いピータンを加えると、栄養バランスがさらによくなります。香港では、朝ごはんといったら街かどのお粥専門店で食べる皮蛋瘦肉粥です。ホタテのうま味とごま油の風味がアクセントとなり、満足感のある味わいです。トッピングの油条で腹持ちもアップします。
材料
米…90g
白ごま油…少々
水…1リットル
塩…少々
ホタテ貝柱スープの素(鶏ガラスープの素でもよい)…大さじ1/2
しょうが(千切り)…適量
青ねぎ(細切り)…1本
豚赤身肉(塩こしょうして片栗粉を薄くまぶしておく)…120g
ピータン…1個を縦に2つ切り
ちんげん菜(食べやすい大きさに切る)…2枚
ラー油…少々
香菜(コリアンダーの葉)…適量、お好みで
ザーサイ…適量
油条(油で揚げたパン)…適量、お好みで
作り方
- 米を洗って水を切り、白ごま油をまぶして置いておく。
- 圧力鍋にふたをせず水を入れてわかし、①と塩、ホタテ貝柱スープの素、しょうが、青ねぎを加えてふたをし、強火で30分炊く。
- しばらく鍋をそのままにして圧力が抜けたらふたを開け、豚赤身肉、ピータン、ちんげん菜を加えて15分ほど煮る。
- ③を茶碗に盛り付け、ラー油をひと回しし、香菜、ザーサイを飾る。お好みで油条をちぎりながら入れる。