
アジアの養生食レシピ3選(インド北部・香港・ベトナム篇)
おいしく栄養豊富なアジアの養生食。各国・郷土料理研究家・青木ゆり子さんのオリジナルレシピのなかから「キチュリ」「皮蛋瘦肉粥」「フォー」の3つをご紹介します。

レシピをつくった人
青木ゆり子さん
各国・郷土料理研究家。世界の料理総合情報サイト「e-food.jp」主宰。『世界の郷土料理事典』(誠文堂新光社)など著書多数。
ベトナム
フォー

鶏肉のたんぱく質とコリアンダーのベータカロテンが摂れる。
コリアンダーなどのハーブをたっぷり添えるのが本場流です。
たんぱく源の鶏肉や、抗酸化作用のあるベータカロテンの他、食物繊維なども豊富なコリアンダーを加えると、一食でとりたい栄養素をバランスよく補えます。
鶏ガラで出汁をとったスープは、日本人にも好まれるあっさりとした味わいです。ライムを搾ってチリソースを加えると、東南アジア料理らしい甘辛さ、爽やかな酸味を楽しめます。ベトナムでよく食べられているフォーは消化がよい米粉の麺です。ハーブ類と一緒に食べることで血糖値の上昇をおだやかに抑えてくれる主食として親しまれています。
材料
水…500㎖
玉ねぎ(皮をむいて半分に切る)…1/2個
しょうが…1cm
アニス…1個
シナモンスティック…2cmくらい
コリアンダーの根…適量
鶏ガラスープの素…大さじ1/2
鶏もも肉…100g
ニョクマム(魚醤)…大さじ1/2
塩、こしょう…各少々
ラー油…少々
ライスヌードル(事前に水につけておく)…1束
青ねぎ(輪切り)…2本
香菜(コリアンダーの葉)やミントなどのハーブ…適量
鷹の爪(輪切り)…1本
以下、あればお好みで
ライム汁…1/2個分 チリソース…適量
作り方
- 鍋に水を入れ、玉ねぎ、しょうが、アニス、シナモンスティック、コリアンダーの根、鶏ガラスープの素を入れて沸騰させる。
- ①に鶏もも肉を加えて30分煮込み、スープを作る。鶏肉は取り出して薄切りしておく。
- ②のスープにニョクマム、塩、こしょうを加えて味を調える。
- 別の鍋にお湯をわかしてライスヌードルをゆでる。
- お椀に④の麺を入れ、②の鶏肉、青ねぎ、香菜などのハーブ、鷹の爪を好みで乗せ、③のスープをかける。好みでライム汁やチリソースなどをかけて食べる。