
アジアの養生食レシピ3選
(スリランカ・台湾・中国 上海篇)
おいしく栄養豊富なアジアの養生食。各国・郷土料理研究家・青木ゆり子さんのオリジナルレシピのなかから「パリップ」「シェントゥジャン」「シャンツァイカンス」の3つをご紹介します。

レシピをつくった人
青木ゆり子さん
各国・郷土料理研究家。世界の料理総合情報サイト「e-food.jp」主宰。『世界の郷土料理事典』(誠文堂新光社)など著書多数。
ビタミンEを補う
台湾「シェントゥジャン」

豆乳で抗酸化作用の高いビタミンEが摂れます。
あたたかくやさしい味わいの豆乳スープは台湾の定番朝ごはんです。
豆乳に豊富なビタミンEは抗酸化作用が高く、体内の細胞や血管を若々しく健やかに保つ効果があるとされます。豆乳の他にも、たんぱく質が豊富な卵や、高血圧予防などに効果があるとされるお酢を合わせていただく、栄養価の高い一杯です。
やさしいしょっぱさの奥にあるコクは、切り干し大根や干しエビによるものです。卵とお酢のおかげでとろみがつき、消化もしやすくなります。うすい黄色が目にもやさしい豆乳スープ、シェントゥジャンは台湾の定番朝ごはんです。お腹を温めてくれるこの一杯が、台湾の人たちの一日の元気の源なのです。
材料
切り干し大根、干しエビ(それぞれ水に20分つけて戻す)…各大さじ1
卵…1個
しょうゆ…小さじ1
酢…大さじ1
ごま油…小さじ1
塩、白こしょう…各少々
豆乳…350㎖
トッピング
青ねぎ(輪切り)…少々 揚げパン(油を塗ってトーストしたフランスパンでもよい。一口大に切る)…少々
作り方
- フライパンで切り干し大根と干しエビを炒る。
- ボウルに卵を入れて溶き、①としょうゆ、酢、ごま油、塩、白こしょうを入れて混ぜる。深皿に二等分する。
- 鍋に豆乳を入れて沸騰寸前まで熱する。
- ②に③を注ぎ、青ねぎ、揚げパンをトッピングする。好みでラー油や香菜を加えてもよい。