
アジアの養生食レシピ3選
(スリランカ・台湾・中国 上海篇)
おいしく栄養豊富なアジアの養生食。各国・郷土料理研究家・青木ゆり子さんのオリジナルレシピのなかから「パリップ」「シェントゥジャン」「シャンツァイカンス」の3つをご紹介します。

レシピをつくった人
青木ゆり子さん
各国・郷土料理研究家。世界の料理総合情報サイト「e-food.jp」主宰。『世界の郷土料理事典』(誠文堂新光社)など著書多数。
たんぱく質、ベータカロテンを補う
中国・上海「香菜干絲」

豆腐干絲でたんぱく質、香菜とにんじんでベータカロテンが摂れます。
上海の家庭の食卓によく登場するヘルシーなサラダ料理です。
豆腐を干して細切りにした豆腐干絲(とうふかんす)は、中国の伝統的な健康食で、低糖質のヘルシーなたんぱく源として親しまれています。香菜とにんじんを加えることで、免疫力向上などに効果があるとされるベータカロテンなども補えます。
ごま油のコクと生姜のピリリとした辛味の利いたシンプルな味わいは、これぞ上海の家庭料理といった定番の味付けです。豆腐と野菜だけのヘルシーな一皿ですが、豆腐干絲には特有の歯ごたえがあり、満足感も得られます。豆腐干絲は上海の人々のダイエットの味方でもあり、煮込み料理や炒め料理など、様々な料理でも重宝されています。 風味を感じられます。口当たりがやさしく消化がいいので、赤ちゃんの離乳食としても重宝されています。
材料
豆腐干絲…200g
塩、砂糖…各少々
ごま油…大さじ1
鷹の爪(輪切り)…1本
おろししょうが…小さじ1
香菜(コリアンダーの葉、粗みじん切り)…1束
にんじん(皮をむいて千切り)…1/4本
※豆腐干絲は中華食材店で買えます。
作り方
- 豆腐干絲を洗ってほぐし、やわらかくなるまで5分程ゆで、水気を切っておく。
- ボウルに塩、砂糖、ごま油を入れ、鷹の爪、おろししょうがを加えて混ぜる。
- ①と香菜、にんじんを大きなボウルに入れ、②を加えて混ぜる。味をみて必要なら塩、砂糖を足す。冷蔵庫で1~2時間休ませて味をなじませ、皿に盛る。