村上祥子のがんばらないレンチンごはん

ビタミンCが豊富で、免疫力の向上に役立つ『キャベツ』を使ったレシピ3選

病気への抵抗力を上げ、ストレスを緩和させるビタミンCのほか、胃腸の粘膜を正常に保つビタミンU、腸内環境を整える食物繊維も多く含みます。

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レシピをつくった人

村上祥子さん

料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科客員教授(栄養指導講座)。電子レンジ調理の第一人者として著作多数。

回鍋肉(ホイコーロー)

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野菜の下ゆでも、油通しもいらないからラクチン。

材料(2人分)

豚バラ薄切り肉…100g

キャベツ…1/4個(250g)

ピーマン…2個(60g)

玉ねぎ…1/2個(100g)

A

砂糖、酒、みそ…各大さじ2 片栗粉、ごま油…各小さじ1 おろしにんにく、豆板醤…各小さじ1/2

作り方

  1. 豚肉は3cm長さに切る。キャベツはひと口大にちぎる。ピーマンはへたと種を除き、乱切りに。玉ねぎも乱切りにする。
  2. 耐熱ボウルにAを入れて混ぜ、豚肉を加えて絡め、①の野菜をのせる。クッキングシートをかぶせ、小皿をのせてラップをふんわりとかけ、電子レンジ(600W)で11分加熱。
  3. 取り出して全体を混ぜ、器に盛る。

ここがコツ

肉だけを調味し、野菜を上にのせてレンジで加熱すると、肉はふわっとやわらかく、野菜はシャキッと仕上がります。

レンチン料理をおいしくつくるコツ

電子レンジを上手に使いこなすコツを押さえれば、料理がぐんとおいしくなり、失敗も少なくなります。

1:ラップの耐熱温度をチェック

ラップの耐熱温度をチェック イメージ

ラップは、食材の乾燥や飛び散り、熱が逃げるのを防いでくれます。落としぶた代わりになることも。必ず、耐熱温度が140℃以上のものを使いましょう。

2:料理によってラップの使い方が違う

野菜など水分が出やすいもの イメージ

野菜など水分が出やすいもの
ピタッとではなくふんわりとかけて。素材から出る水分を逃しすぎず、こもらせすぎないために、蒸気の逃げ道をつくります。

揚げものや焼きものなど イメージ

揚げものや焼きものなど
素材の持つ水分を飛ばしたいときは、ラップをかけないほうがパリッと仕上がります。

3:小皿を使うと効率的に加熱できる

庫内に一枚置く イメージ

庫内に一枚置く
小皿を一枚置いて、その上に加熱するものを置くだけで、電磁波の通り道ができて熱が対流しやすくなり、加熱ムラを防げます。

小皿でふたをする イメージ

小皿でふたをする
肉や魚、煮汁が少ないものは熱の対流が起こりにくいので、クッキングシートの上から小皿をのせて、落としぶた代わりするのがおすすめです。

レシピ出典

レシピ出典 イメージ

出典 : 『シニアひとり分のマグカップごはん 』(宝島社)
『村上祥子の電子レンジでシニアごはん』(宝島社)
※本誌用に一部レシピをアレンジした箇所もあります。

本誌の「レンチンタイム」は600Wの場合の目安です。おうちの電子レンジのワット数が500W/700Wのときは、加熱時間を調整してください。

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