村上祥子のがんばらないレンチンごはん

ビタミンCが豊富で、免疫力の向上に役立つ『キャベツ』を使ったレシピ3選

病気への抵抗力を上げ、ストレスを緩和させるビタミンCのほか、胃腸の粘膜を正常に保つビタミンU、腸内環境を整える食物繊維も多く含みます。

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レシピをつくった人

村上祥子さん

料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科客員教授(栄養指導講座)。電子レンジ調理の第一人者として著作多数。

キャベツと豚バラのスープ

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豆乳とキャベツの甘みでまろやかな味に。

材料(1人分)

キャベツ…1枚(50g)

豚バラ薄切り肉…1枚(20g)

水…100ml

コンソメスープの素(顆粒)…小さじ1/4

豆乳(または牛乳)…50ml

こしょう(好みで)…少々

作り方

  1. キャベツは3~4cm長さの細切りにする。豚肉は2cm幅に切る。
  2. マグカップにコンソメを入れる。水を注いで混ぜ、①を加える。
  3. ラップはかけずに電子レンジ(600W)で4分加熱する。
  4. 豆乳を加え、好みでこしょうをふる。

レンチン前

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マグカップは、耐熱温度を確認して。耐熱性ではないもの、耐熱温度が140℃未満のカップは不向きです。ステンレス、漆、金箔が施された器は、焦げたり割れたりする可能性があります。

レンチン料理をおいしくつくるコツ

電子レンジを上手に使いこなすコツを押さえれば、料理がぐんとおいしくなり、失敗も少なくなります。

1:ラップの耐熱温度をチェック

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ラップは、食材の乾燥や飛び散り、熱が逃げるのを防いでくれます。落としぶた代わりになることも。必ず、耐熱温度が140℃以上のものを使いましょう。

2:料理によってラップの使い方が違う

野菜など水分が出やすいもの イメージ

野菜など水分が出やすいもの
ピタッとではなくふんわりとかけて。素材から出る水分を逃しすぎず、こもらせすぎないために、蒸気の逃げ道をつくります。

揚げものや焼きものなど イメージ

揚げものや焼きものなど
素材の持つ水分を飛ばしたいときは、ラップをかけないほうがパリッと仕上がります。

3:小皿を使うと効率的に加熱できる

庫内に一枚置く イメージ

庫内に一枚置く
小皿を一枚置いて、その上に加熱するものを置くだけで、電磁波の通り道ができて熱が対流しやすくなり、加熱ムラを防げます。

小皿でふたをする イメージ

小皿でふたをする
肉や魚、煮汁が少ないものは熱の対流が起こりにくいので、クッキングシートの上から小皿をのせて、落としぶた代わりするのがおすすめです。

レシピ出典

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出典 : 『シニアひとり分のマグカップごはん 』(宝島社)
『村上祥子の電子レンジでシニアごはん』(宝島社)
※本誌用に一部レシピをアレンジした箇所もあります。

本誌の「レンチンタイム」は600Wの場合の目安です。おうちの電子レンジのワット数が500W/700Wのときは、加熱時間を調整してください。

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