
「畑のお肉」と呼ばれるほどたんぱく質豊富な『豆腐』を使ったレシピ3選
体の基礎的な栄養素であるたんぱく質のほか、抗酸化作用のあるサポニン、骨粗しょう症予防に効果が期待できるイソフラボンなどが含まれています。

レシピをつくった人
村上祥子さん
料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科客員教授(栄養指導講座)。電子レンジ調理の第一人者として著作多数。
あさり豆腐

豆腐にあさりのうま味がしみて、じんわりおいしいです。
材料(2人分)
豆腐(木綿)…小1パック(200g)
あさりのむき身(缶詰)…小1缶(40g)
しめじ…1パック(100g)
A
だし(あさりの缶汁+水)…150ml しょうゆ…大さじ1 酒…小さじ1
万能ねぎ(小口切り)…適量
作り方
- 豆腐は半分に切る。あさりは缶汁をきり、汁はとっておく。しめじは石づきを除き小房に分ける。
- 耐熱性の器を2個用意し、それぞれに豆腐を入れ、あさりとしめじを等分に加え、Aをかける。ラップをかけて電子レンジ(600W)で10分加熱する。
- 取り出して、万能ねぎをちらす。
レンチン前

あさり缶の汁には、コハク酸(貝類のうま味成分)がたっぷり。使わない手はありません。
レンチン料理をおいしくつくるコツ
豆腐や肉の調理で、知っていると便利なコツをご紹介。時短になったり、仕上がりがワンランクアップします。
1:肉の加熱には片栗粉が便利

肉を片栗粉でコーティングすると、肉汁を逃さず、やわらかく仕上げてくれます。調味料が少量でも、片栗粉を加えることで素材に味が絡みやすくなります。
2:素材を入れる順番に注意

肉と野菜を一緒に電子レンジで加熱するときは、肉の上に野菜をかぶせたり、肉を野菜ではさむと、野菜の水分が生かされ、ジューシーに仕上がります。
3:豆腐の水切りをするときは電子レンジを活用する

時間のかかる豆腐の水切りも、電子レンジなら簡単に早くできます。豆腐をキッチンペーパーに包んで耐熱皿にのせ、電子レンジで加熱して、水気をきるだけ。加熱時間の目安は、木綿豆腐200g(でき上がり120g)の場合、4分(600W)です。
レシピ出典

『村上祥子の電子レンジでシニアごはん』(宝島社)
※本誌用に一部レシピをアレンジした箇所もあります。
本誌の「レンチンタイム」は600Wの場合の目安です。おうちの電子レンジのワット数が500W/700Wのときは、加熱時間を調整してください。