
老化防止に役立つDHAやEPAが豊富に含まれる『青魚』を使ったレシピ3選
血液をサラサラに保つ必須脂肪酸、DHAやEPAが豊富で、コレステロールや中性脂肪を抑え、認知機能の低下抑制などの効果が期待されています。

レシピをつくった人
村上祥子さん
料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科客員教授(栄養指導講座)。電子レンジ調理の第一人者として著作多数。
さんまの混ぜごはん

こんがり焼き上がったさんまのうま味を満喫!
材料(2人分)
米…1カップ(160g)
水…1カップ(200㎖)
A
しょうゆ…大さじ1 酒…大さじ1
さんま(甘塩)…1尾(200g)
小麦粉…小さじ2
サラダ油…小さじ1
万能ねぎ…2本(小口切り)
しょうが(薄切り)…4枚(せん切り)
作り方
- 米は洗い、ざるに上げて水気をきる。
- 耐熱ボウルに水を注ぎ、Aを加えて混ぜ、①を入れて混ぜる。下の炊飯方法のつくり方②を参考にレンジ炊飯する。
- さんまは三枚におろし、腹身をすき取り、半身をそれぞれ8等分に切る。ポリ袋に入れ、小麦粉を加えて袋の口を閉じてからふってまぶし、サラダ油を加え、さらにふる。
- 耐熱皿にクッキングシートを敷き、③の皮を下にして並べ、ラップをする。
- 電子レンジ庫内に別の小皿を置き④をのせ、3分(600W)加熱する。
- ②のごはんに⑤と万能ねぎ、しょうがを加え、さっくりと混ぜる。
ここがコツ

ターンテーブルタイプの電子レンジは、電磁波が中央より端の方に強く当たるので、カットしたさんまをドーナツ状に並べると、火が通りやすくなります。
電子レンジで炊飯する方法
電子レンジだと、炊飯器より短時間でご飯が炊けます。浸水&蒸らし時間もゼロ!

材料(2人分)
米…1カップ(160g) / 水…1.3カップ(260㎖)
つくり方
❶米は洗って水切りし、直径22cmの耐熱ボウルに入れ、分量の水を注ぐ。
❷両端をあけてラップをして、電子レンジで5分(600W)加熱する。沸騰したら弱(150~200W)または解凍キーに切り替え、12分加熱する。
レンチン料理をおいしくつくるコツ
素材によっては、電子レンジで調理する前に、ひと手間かけることで仕上がりが違います。おいしくできるうえに、庫内の汚れを防ぐこともできますよ。
1:はじけ防止に切れ目を入れる

魚の切り身や鶏肉の皮、なすやピーマン、ウインナー、レバーなどは、皮や膜に切れ目を入れたり、フォークなどで穴をあけることで、はじけ防止になります。
2:クッキングシート&小皿を落としぶた代わりにする

野菜に比べ、水分が少ない魚や肉、煮汁が少ないものは対流が起こりにくいので、クッキングシート(またはラップ)の上に小皿をのせてから加熱することで、効率よくつくれます。
レシピ出典

『シニアひとり分のマグカップごはん 』(宝島社)
『村上祥子の電子レンジでシニアごはん』(宝島社)
『電子レンジで簡単絶品 シニアの1人分ごはん』(宝島社)
※本誌用に一部レシピをアレンジした箇所もあります。
本誌の「レンチンタイム」は600Wの場合の目安です。おうちの電子レンジのワット数が500W/700Wのときは、加熱時間を調整してください。