通販生活×あすのば 入学準備金カンパ
新入学で必要なランドセルや制服が買えずに不安を抱えている子どもたちに、一口2000円のカンパをお願できませんか?
2016年冬号から公益財団法人「あすのば」さんとタッグを組んではじめたこの企画は、今年で4年めを迎えました。
2019年4月の入学準備金カンパ
5,713万円集まって、1432人の子どもたちに笑顔を渡せました。
19年4月に小、中、高、大学等に入学する子どもたちへの入学準備金カンパを18年冬号でお願いしたところ、1万6034人の読者から5713万349円をお寄せいただきました。ありがとうございました。
今回は2664人から応募があり、審査と給付を実施する公益財団法人「あすのば」で、保護者の年収や児童扶養手当、生活保護といった公的給付の有無などを公的な証明書で確認したところ2554人が支給条件に該当。そのうち読者カンパによって1432人に入学準備金を渡すことができました。
カンパをお寄せくださった皆さまに心からお礼を申し上げます。
行政の取組みは前進していますが、困窮世帯はまだあります。
子どもの貧困対策センター公益財団法人「あすのば」
代表理事 小河光治
おがわ・こうじ●26年間勤務した「あしなが育英会」を退職後、2015年に子どもの貧困対策センター「あすのば」を設立。
19年度も読者の皆さまからたくさんのご寄付をいただきまして、ありがとうございました。読者のご寄付以外にも当財団への直接のご寄付などで1583万4859円が集まり、読者の皆さま分と合わせて計1768人に入学準備金を届けることができました。
16年から続けてきたこのカンパによるキャンペーンの効果もあり、入学準備金に関する行政の取組みも大きく前進しつつあります。就学援助「入学準備金」の入学前支給は、2016年度の小学校5.1%から2018年度には72.8%、中学校9.3%から78.6%に急増しています。また、生活保護世帯への入学準備金の基準額も小学校から高校までそれぞれ2~3万円増額しました。
しかしながら、対象となるすべての子どもがカバーされているわけではなく、入学準備に必要なお金が不足している世帯も少なくありません。どの子どもも取り残されることなく、笑顔で入学を迎えられるために、「あすのば」では、さらに国や自治体に支援政策の大幅な拡充を働きかけていきます。