
ビタミンCがぎっしりの『ピーマン』を使ったレシピ4選
色鮮やかで、独特の香りと苦みが特徴のピーマン。食物繊維やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素が含まれています。加熱によるビタミンの損失が少ないのも、嬉しいですね。

レシピをつくった人
村上祥子さん
料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科客員教授(栄養指導講座)。電子レンジ調理の第一人者として著作多数。
ピーマンとなすのマリネスープ

苦みの少ない赤ピーマンを使って。
材料(1人分)
赤ピーマン…1個(30g)
なす…1本
水…150ml
コンソメスープの素(顆粒)…小さじ1/4
塩…小さじ1/4
オリーブ油…小さじ1
酢…小さじ1
パクチー(あれば)…1本
作り方
- 赤ピーマンはへたと種を取って2cm角に切る。なすはへたを除いて縦半分に切り、1cm厚さの半月切りにする。
- マグカップにコンソメと塩を入れる。水を注いで混ぜ、①を加える。
- ラップはかけずに電子レンジ(600W)で4分加熱する。
- オリーブ油と酢を加えて混ぜ、あればちぎったパクチーを加える。
レンチン前

オリーブオイルと酢は加熱せず、食べる前に加えることで爽やかな風味に。パクチーを加えるとエスニック風になります。
長生き食材 豆知識
・ピーマンは、ビタミンCが豊富。ビタミンCには、血管を丈夫にして動脈硬化を防ぎ、がんや老化の原因になる活性酸素を抑える働きがあります。
・高血圧防止を助けるカリウム、皮膚や粘膜を丈夫にして目の健康を保つといわれるβ-カロテン、ビタミンE、食物繊維なども豊富に含まれています。
[ 調理のポイント ]
繊維に沿うよう、縦にカットすると苦味が出にくくなります。油で絡めることでビタミンの吸収率が上がり、苦みが緩和されます。
レシピ出典

『シニアひとり分のマグカップごはん 』(宝島社)
『村上祥子の電子レンジでシニアごはん』(宝島社)
※本誌用に一部レシピをアレンジした箇所もあります。
本誌の「レンチンタイム」は600Wの場合の目安です。おうちの電子レンジのワット数が500W/700Wのときは、加熱時間を調整してください。