村上祥子のがんばらないレンチンごはん

様々な栄養素がバランスよく
含まれている『卵』を使ったレシピ4選

筋肉をつくるたんぱく質や、活性酸素を抑えて老化防止につながるビタミンA、ビタミンEなどの栄養素が豊富で、認知機能に効果が期待される「卵黄コリン」も含まれています。

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レシピをつくった人

村上祥子さん

料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科客員教授(栄養指導講座)。電子レンジ調理の第一人者として著作多数。

茶わん蒸し

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レンジの〝裏技″を使えば失敗なくできます。

材料(2人分)

卵…2個

A

だし…200㎖ うすくちしょうゆ、みりん…各小さじ2

しめじ(石づきを除いてほぐしたもの)…山盛り大さじ2

かまぼこ(薄切り)…2枚

みつば…4本(熱湯をかけてしんなりしたら、2本合わせ片結びにする)

ゆずの皮(せん切り)…少々

作り方

  1. ボウルにAを合わせ、溶いた卵を加えてざるなどでこす。
  2. 耐熱性の器を2つ用意し、それぞれにしめじ、かまぼこを入れ、①を加えて、ぴったりとラップをかける。
  3. ②の上に、真ん中をくり抜いたアルミホイルをかぶせる。縁は1㎝下がる程度に(「ここがコツ」参照)。耐熱性の小皿にのせる。
  4. 電子レンジ庫内の中央に③の1つを置き、2分(600W)加熱する。ラップの上からのぞいてみて、卵がゆるいときは、さらに30秒ずつ様子をみながら加熱する。もう1つも同様にする。
  5. 取り出して、アルミホイルとラップを外し、みつばとゆずの皮をのせる。

ここがコツ

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アルミホイルを使うと、卵を加熱しすぎるのを防げます。器の直径よりひとまわり大きく切り、真ん中をくり抜いてラップの上からかぶせます。

レンチン料理をおいしくつくるコツ

「卵やアルミホイルを電子レンジに入れるのは危険」と思い込んでいる人も多いのですが、ちょっとしたコツを押さえれば、安全に、簡単に調理することができます。

1:生卵を調理するときは加熱時間に注意する

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「生卵を電子レンジで調理すると、爆発する」と思っている人もいるかも。でもレシピで紹介しているやり方で、加熱時間を守って調理すればゆで卵も温泉卵もつくれます。加熱時間を長くし過ぎないよう気をつけましょう。

2:アルミホイルはレンジに触れないように使う

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現在市販されている電子レンジは、壁面に放電防止素材が使われていますが、アルミホイルが底や壁面に直接触れると、パチパチする可能性があります。アルミホイルが直接レンジに触れないように使用しましょう。

3:電子レンジで使用できない器がある

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ステンレスや漆、金箔が施された器などは、焦げたり割れたりする可能性があります。ほかにも、耐熱性のないもの、耐熱温度が140℃未満の器は電子レンジに不向きです。

レシピ出典

レシピ出典 イメージ

『シニアひとり分のマグカップごはん 』(宝島社)
『村上祥子の電子レンジでシニアごはん』(宝島社)
※本誌用に一部レシピをアレンジした箇所もあります。

本誌の「レンチンタイム」は600Wの場合の目安です。おうちの電子レンジのワット数が500W/700Wのときは、加熱時間を調整してください。

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