村上祥子のがんばらないレンチンごはん

高タンパクで低脂肪の
『白身魚』を使ったレシピ4選

タンパク質を豊富に含み、消化吸収がいい白身魚は、高齢者や小さい子どもでも食べやすく、食卓に欠かせない素材です。低カロリーで糖質も低いので、ダイエット中の人も安心。淡白な味わいなので、様々な調理法で楽しめます。

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レシピをつくった人

村上祥子さん

料理研究家、管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 食・健康学科客員教授(栄養指導講座)。電子レンジ調理の第一人者として著作多数。

かれいの煮つけ

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レンジなら煮くずれせず、見た目もきれいに仕上がります。

材料(1人分)

かれい…1切れ(100g)

A

しょうゆ…大さじ1 砂糖…大さじ1 酒…大さじ1

長ねぎ(白いところ)…1/2本分(50g)

赤パプリカ…1/4個(40g)

作り方

  1. 長ねぎは3㎝長さに切る。赤パプリカは3㎝角に切る。かれいは皮の中央に骨に届くまで十字の切れ目を入れる。
  2. 耐熱容器にAを合わせ、かれいを入れてよく絡め、切れ目を上にして置き、ラップをする。
  3. 電子レンジ庫内に小皿を1枚置き、②をのせて2分(600W)加熱する。
  4. 別の耐熱ボウルに①の野菜を入れ、③の煮汁をかけ、ラップをして電子レンジ(600W)で1分加熱する。
  5. 器に③、④を盛りつけ、煮汁をかける。

ここがコツ

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魚は切れ目を入れて、調味料をからめてから加熱。野菜は後で、その煮汁を使って短時間加熱します。

長生き食材 豆知識

・免疫機能の維持に役立つ良質なタンパク質を豊富に含む白身魚。体内では合成できない必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。
・脂肪分が少ない白身魚ですが、必須脂肪酸のオメガ脂肪酸を含んでおり、心臓病のリスクを抑えたり、脳機能の維持にも役立つことが期待されています。
・ビタミンB群やビタミンDのほか、血液の生成に役立つ鉄分や、美肌に役立つ亜鉛などのミネラルも豊富です。

[ 調理のポイント ]

皮に切れ目を入れることで破裂防止になり、火の通りもよくなるうえ、味もしっかり中まで入ります。

レシピ出典

レシピ出典 イメージ

『シニアひとり分のマグカップごはん 』(宝島社)
『村上祥子の電子レンジでシニアごはん』(宝島社)
※本誌用に一部レシピをアレンジした箇所もあります。

本誌の「レンチンタイム」は600Wの場合の目安です。おうちの電子レンジのワット数が500W/700Wのときは、加熱時間を調整してください。

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