
〝赤〟を食べて紫外線に立ち向かう!
レシピ3選
今回の主役は真っ赤なトマト。季節によって食べる色が決まっている中医学では、夏は“赤い食材”をとるといいと言われます。薬膳でも、トマトは喉の渇きを抑えて体の余分な熱をさましてくれるとされ、夏に最適。加えて、トマトの赤い色をつくるリコピンは高い抗酸化作用で、紫外線ダメージを予防・軽減してくれる効果が期待できます。美肌のためにもぜひ食べてくださいね。

レシピをつくった人
井澤由美子さん
調理師、国際中医師。
発酵食や薬膳に造詣が深い料理家。
ベイクドトマトステーキの
ポークソテー

ソテーしたトマトがソース替わりに。美肌はもちろん豚肉のビタミンB1とニンニクのアリシンで、疲労回復にも。
材料〈2人分〉
トマト … 大1個
豚肩ロース … 2枚(250~300g)
ニンニク … 1かけ
ジャガイモ輪切り* … 2枚(1cm程度)
バジル … 3~4枚
塩、コショウ、小麦粉 … 各適宜
柚子胡椒 … 小さじ½
白ワイン(水) … 50cc
*ラップにくるんで600wで3分加熱し、そのまま蒸らしておく。
作り方
- 豚肉に塩、コショウをふり、小麦粉を薄くまぶす。トマトは2cmの輪切りにし、両面に小麦粉をまぶしておく。ニンニクは潰す。
- フライパンに1のニンニクとオリーブオイルを入れ弱火で香りを出す。中火にして豚肉を入れ、焼き目がついたら返して裏も焼く。途中ジャガイモを加え、肉に8割火が通ったらトマトを入れて両面をサッと焼き、軽く塩をふる。皿に豚肉とジャガイモを盛り、トマトを添える。
- 2にスプーンですくいとったカボチャを入れ、ハンドブレンダーでペースト状にする(好みでフォークで潰しながら混ぜるだけでも)。
- フライパンに残った焼き汁に白ワインを注ぎ、泡だったら柚子胡椒を加え、なじませてソースを作る。2にかけて、好みでバジルを添える。
Point

厚切りにしてさっと焼いたトマトがソースの旨みをアップ。崩しながら豚肉と一緒に食べましょう。リコピンは油と一緒に加熱すると吸収がよくなります。